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花粉症の薬はなぜ眠くなるの?

花粉症治療薬の多くはヒスタミン受容体を塞ぐ作用を持っています。ヒスタミン受容体にアレルギー物質が結合すると、アレルギー反応が起こります。花粉症治療薬に含まれている成分は、この結合を防ぐためにヒスタミン受容体を先に塞ぐように作られています。これにより、アレルギー物質がヒスタミン受容体と結合することが出来なくなり、アレルギー反応を抑えられます。しかしながらヒスタミン受容体は脳にもあります。脳にあるヒスタミン受容体は集中力を発揮するために役立てられます。花粉症治療薬を使用すると脳の方のヒスタミン受容体も塞いでしまうので、集中力を低下させたり、眠気が発生したりすることがあります。つまり、抗ヒスタミン剤として効果を発揮する一方で、眠気などの副作用が出てしまうことはやむをえない部分もあります。最近では新しく眠気が出にくいタイプも開発されていますが、完全に眠気が出ないとは言い切れないのが実際のところです。ただし、花粉症治療薬を使用すればだれでも眠くなるというわけではなく、人によって眠気が出る方と出ない方がいます。また、長い間使用し続けることによって眠気が出なくなるケースもあります。

基本的には抗ヒスタミンの効果が強いと、それに比例するように副作用も大きくなります。それゆえに非常に高い効果を持つ治療薬を使用すれば、強い副作用が出てしまうこともあります。この比例関係はなかなか覆すことが困難です。集中力が低下すると自動車の運転などに支障をきたす恐れもあるので、花粉症治療薬の種類によっては自動車運転前に飲めないケースもあります。集中力の低下も個人差があり、影響を受けない方もいれば、非常に大きな影響を受ける方もいます。

脳のヒスタミン受容体は覚醒している状態を保つために重要な役割を果たします。それゆえに花粉症治療薬を飲むことにより、受容体を塞いでしまうと覚醒状態に支障をきたすことがあります。しかし、人によっては全く影響を受けずに覚醒状態を保つことが出来る方もいます。自分が副作用の影響をどのくらい受けるかについては、知っておくと治療薬を飲む際の参考になります。飲んだ後に眠気が発生することに悩んでいる方も多く、その問題を解決するための製品も開発されています。これから先、副作用の影響を非常に小さくしつつ、高い効果を持つ治療薬が開発される可能性も高いです。その製品に日本中から高い需要が集まっています。